眠っている8500万のお金をどう使う
マンション管理組合の理事長に就任した
住んでいるマンションは、築17年、の5階建て、20数戸が住む、中規模のマンション。
新築数年たって住み始めたから、10年以上になる。
毎月2万とちょっとは確実に引き落とされる、管理費と修繕費という名目のお金。
どんな風に使われているのか、全く関心はなかった。
税金と同じ感覚。
でも、1年にして25万、10年にして250万は、払っている計算になる。
20世帯なら、管理費と修繕積立金の金額に多少の差はあっても、
10年でざっと5000万、17年なら8500万は集まっている計算になる。
この大金はどう使われているかをあまり知らない。
8500万のお金をどう使うか?
こんなことは、そんなにない経験だと思う。
これって、結構もったいなくない?
と思ったのが
マンション管理組合の理事長になった時の気持ち。
管理費と修繕積立金は別のお金
で、理事長の引き継ぎを受ける。
といっても、理事長印という、社長が使いそうな丸い印鑑を渡されるだけ。
そこで、わかったのは、お金の管理は、管理会社がほとんどしていること。
通帳は管理会社が預かっているのだ。
毎月のお金の流れを拝見すると、管理費は、日々の清掃と、廊下や入り口、エレベータなどの電気代、エレベーターや機械式駐車場の保守、排水管の掃除などに消えてしまうことがわかる。
これで、ほぼ管理費はなくなってしまう。
で、残るのは修繕積立金、こちらは、きちんと17年分がきちんと何千万単位で残っている。
これを使って、大規模修繕工事を来年することになっている。
大規模修繕って何?
大規模なんていうから、デパートの大改装のように、がらっとほぼ全てが変わる?
と思っていたら、
定義がありました。
それは、
壁、柱、床、梁(はり)、屋根、階段のうち、一種以上について行う過半の
修繕のこと。
柱が6本あったら、4本以上を修繕すれば、もう大規模修繕になる。
壁、柱、床、梁(はり)、屋根、階段は建物にとって、なければならないものだから、
大事な箇所を、半分を超える修繕すればいいのだ。
大体が、屋根の防水工事と外壁塗装工事がメインらしい。
どこまで、何をするかは、お金がいくらあるかと、マンションの各部屋のオーナー、区分所有者、組合員の総意によっている。
どこまで、オーナーたちをまとめられるか?
それが問われているのだ。
緊張するか、ワクワクもする。